FLOW CHART 高度馴養技術フロー図 (加圧浮上有りの場合)

加圧浮上装置、油分離装置からとれるスカムを馴養槽で分解・汚泥化します。
スカムを再利用することにより、余剰汚泥の削減によるコストカット、環境負荷の低減を実現します。

EXAMPLE OF IMPLEMENTATION 導入実績例 (食品製造工場:総菜・弁当、2023年導入)

都道府県
滋賀県(2023年9月)
業種
食品製造工場(惣菜・弁当)
導入の理由
排水処理の増強、運転管理の簡素化
原水条件
流量 : 650 [m3/日]
BOD : 3480 [mg/l]
SS : 930 [mg/l]
n-Hex : 230 [mg/l]
放流基準
下水放流
  • 薬剤量
  • 余剰汚泥処分費

※2024年1~3月の実績に基づく推定値となります。

高度馴養技術によるコスト削減
  • 1. 2023年9月に脱水機を停止し、現在も継続中(2024年6月現在)
  • 2. 上記に伴う薬剤使用量もゼロを継続中
  • 3. 加圧浮上、油分離に使用する薬材量も5割以上削減
CO2削減
化学薬品削減および廃棄汚泥1トンあたり1~3トンの温室効果ガス削減

FLOW CHART 高度馴養技術フロー図 (加圧浮上無しの場合)

EXAMPLE OF IMPLEMENTATION 導入実績例 (食品製造工場:みりん・日本酒、2023年導入)

都道府県
兵庫県
業種
食品製造工場:みりん・日本酒
導入の理由
排水処理の増強、排水処理の見える化
原水条件
流量 : 200[m3/日]
BOD : 6,000[mg/l]
放流基準
下水放流
高度馴養技術によるコスト削減
  • 1. 汚泥処分費年間2400万円以上の削減
  • 2. 「70m3、曝気槽5槽+膜分離」→「 200m3、曝気槽3槽+膜分離無し(沈殿分離)」で処理。
      電気代もコストダウン。
  • 3. BOD容積負荷 3倍アップ(0.8kg/㎥→2.7kg/㎥)
CO2削減 ※年間8割の経費削減+α
余剰汚泥処分費と凝集剤/pH調整剤等の薬剤費の削減に伴う大幅コストダウン+温室効果ガス削減
(化学薬品削減および廃棄汚泥1トンあたり1~3トンの温室効果ガス削減)

SDGs

排水処理施設で「遠隔監視」と「産廃汚泥の削減」を行うことで、
以下のSDGs(持続可能な開発目標)に対応できます。

  • 安全な水とトイレを世界中に

    遠隔監視によって排水処理の品質を維持・向上させ、安全で衛生的な水環境を提供します。産廃汚泥の削減により水質汚染を減少させ、持続可能な水管理を促進します。

  • 産業と技術革新の基盤を作ろう

    遠隔監視システムは、最新の技術を活用し、産業の効率化と技術革新を推進します。

  • 住み続けられるまちづくりを

    排水処理の改善により、都市環境の品質を向上させ、持続可能な都市づくりに貢献します。

  • つくる責任 つかう責任

    産廃汚泥の削減により、廃棄物管理を改善し、資源の効率的な利用を促進します。

  • 気候変動に具体的な対策を

    産廃汚泥の削減に伴うCO2排出削減により、気候変動対策に貢献します。

  • 海の豊かさを守ろう

    水質改善により、海洋汚染を防止し、海洋生態系の保護に貢献します。

詳細な対応方法

遠隔監視

リアルタイムで施設の運用状況を監視し、問題の早期発見と迅速な対応を可能にすることで、
施設の運営効率を向上させます。

産廃汚泥の削減

微生物を利用した高度馴養技術で、排水中の有機物を効率的に分解し、汚泥の量を減らします。
これにより、廃棄物処理のコスト削減や、廃棄物の環境負荷を低減します。
これらの取り組みは、持続可能な環境保護と資源管理の実現に寄与し、SDGsの達成に向けて具体的な貢献をします。