自然の川が持つ浄化作用の仕組みから生まれた、
「余剰汚泥ゼロ」の排水処理システム

リバージュプロセスは、川の流れの中で好気性と嫌気性のバクテリアによって行われる、
自然の浄化原理をモチーフに生み出された、「余剰汚泥発生ゼロ」を実現する画期的な排水処理システムです。
お客様個々の要求に合ったオーダーシステム設計と、蓄積した管理ノウハウによる導入後の継続的な運転サポートを行うことで、排水処理における安定運転およびリスク低減とコストの削減はもとより地球環境保護への取り組みにも貢献いたします。

MECHANISM 排水処理の仕組み

自然の川の自浄作用を、そのまま取り入れたリバージュプロセス

1つの槽の中に、酸素の存在する好気環境と酸素の存在しない嫌気環境が共存し、
その槽を多段階に設置することで、嫌気・好気の繰り返し処理を実現しました。

嫌気と好気の繰り返し処理

自然の川の自浄作用をそのまま取り入れたリバージュプロセスは、余剰汚泥が発生しません。
リバージュプロセスは、R型ろ材を大量に充填することで、同一槽内に嫌気環境と好気環境を共存させ、その槽を多段に設置することで嫌気好気の繰返し処理を実現します。

PROCESS リバージュプロセスの処理プロセス (リバージュプロセスのフロー図)

1.原水槽・曝気撹拌槽
原水槽では原水濃度の平均化を行います。曝気撹拌槽では、原水と返送汚泥を混合してエアレーションし、活性汚泥と似た方法で溶解性有機物の汚泥化を行います。
2.生物反応槽 (※少なくとも6段)
R型ろ材を充填し、エアレーション方法を工夫することで、槽の上部は溶存酸素が豊富な好気環境、下部に行くに従い、嫌気環境が強くなるようにします。
そうすることで、エアレーション量を増減させ、嫌気環境、好気環境の割合をコントロールします。この槽を繰り返すことで、嫌気好気の繰返し処理が可能となります。
嫌気処理に付随する臭気は、上部の好気環境で強化されるので、ほとんど気になりません。
1つの生物反応槽内に好気性環境と嫌気性環境は本当に共存できるか?
3.充填分離槽
充填分離槽では槽の上部に固定ろ床部を設けて処理水の濾過を行いますので、きれいな処理水が得られ、界面の監視がほとんど必要ありません。

リバージュプロセスは余剰汚泥ゼロ

運転管理が楽&大幅コスト削減